旧岩崎邸庭園(2004.7.22)

      ここが東京とは思えないほど、入口に一歩足を踏みいれると静かで別世界。

       旧岩崎邸庭園は、 江戸時代越後高田藩榊原氏、 明治初期は舞鶴藩牧野氏の屋敷で、
      その後三菱の創設者岩崎家のものとなり、明治29年(1896)岩崎家本邸が完成したそうだ。
      ゲストルーム用の洋館と、岩崎さんたちが暮らしてた和館がある。
      洋館の設計は ニコライ堂などを設計した英国人ジョサイア・コンドル。とってもおしゃれ。


(ジャコビアン様式
くるくるしてるのがイギリスの
ジャコビアン様式だそうだ。
屋敷内のあっちこっちに見られる。
(ベランダ)
イギリス建築ではベランダは見られないが
アジア特有のベランダをジョサイア・コンドルがとりいれたそうだ。


(壁紙)
金箔にみえる壁紙は、実は和紙。

(アカンサスの葉)
いろんなところにアカンサスの葉のモチーフが使われている。
アカンサスは、葉がアザミに似るため和名を「ハアザミ」というが、アザミではないそうだ。



広い庭が素敵。係の人に質問したらいろいろ説明してくれた。

三菱の創始者の岩崎彌太郎の長男の久彌さんはとっても
いい人だったそうで、その久彌さんの友人だった日銀のえらいさん
が息子に「久彌」を名をつけた。それが俳優の森繁久彌さんなんだって。
そんな、つながりがあったとは、ビックリ。

あと、その岩崎久彌さんの長女の美喜さんは
孤児院「エリザベス・サンダース・ホーム」の創設者なんだって。



(和館から見た日本庭園)


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